2009年10月14日水曜日

Smoke by the Water

◆Nikon FA: Ai-s COSINA 100-300mm F5.6-6.7 MC MACRO
●f=100mm, F5.6, AE, +2EV, FUJICOLOR "PRO 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

 露出計すら付いていない「コニカⅢ」のおかげで分かったことがある。同じ機械式の「ニコマート」では結局は露出計頼りで、つまりはその指示に合わせて絞りとシャッタースピードを任意の組み合わせにしてたにすぎない。それでは僕はただの不便なカメラを使う奇特な人でしかない、ということに今さら気づいたのだ。
 感度400でF5.6の1/1000とみて、「FA」のファインダーを覗くと、世界初の5分割マルチパターン測光はF5.6の絞り優先モードで「1/2000~4000秒ですよ」とおっしゃる。初めて(!)露出補正ダイヤルを使って+2EVとして「F5.6の1/1000ですよ」と変わったところでようやくカメラと合意・・・。マニュアルのほうが速くないか??・・・。たぶん慣れたら絞りやらシャッタースピードじゃなくて露出補正量がアタマに浮かぶようになるんだろうな。それがオートで撮るってことなんだな・・・って、これ基本中の基本なのでは・・・。
 気づくのに10ヵ月かかるとは。ネガをスキャンするという方法では気づきにくい。 マニュアル機を使うことでやれてる気になってたけど、どうやらそれでもカメラ様が撮ってくれてたようだ。今時の押すだけのカメラからしたら正に「ただの不便なカメラを使う奇特な人」状態。スキャン以後に重点をおいていたやり方を考え直してみよう。