2009年10月4日日曜日

Konica III



◆Konica III MXL, Hexanon 48mm / F2
●F2.8, 1/500, KODAK "SUPER GOLD 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

 この1957年(昭和32年)製の"Konica III MXL"がポッキリコーナーで「問題なく動くよ」とはアヤシイと思ってたら、たま~にシャッターが粘ることが発覚。よく見るとシャッター羽根に油が滲んでいる。たまたま近所のリサイクルショップで"Minolta Cord"と刻まれたレンズフードを60円で購入して加工取付してたら、レンズの前部分がねじ込み式で簡単に取り外せることを発見。あっさりシャッター羽根を直接拝むことに成功。綿棒にエタノールを浸して、そ~っと根気よく、何度もシャッターを切りながら滲む油を拭う。米を研ぐようなじれったさ。途中、全くシャッター羽根が全く開かなくなるドキドキ状態を経て、見事「問題なく動く」カメラになった。ジャンク品を直す知識も技術もないので「これで治ることが出会いの証なのだ」となんとも神がかり(?)な気持ちで作業した甲斐があったのだ。

 52歳の機械式カメラが問題なく動作することに感動する。しかもデザインは現代においても色あせない、飽きの来ない美しさをもっている。そしてレンズは女性の設計によるもの(!)だという。
 完成したフードとストラップを付けて早速ブラつく。露出はカンで。

 調べてみると"Minolta Cord"は(これまた古い!)1953年(昭和28年)製の国産二眼レフであることが分かった。"KONICA MINOLTA"でスキャンするからいいか(?!)