2009年10月5日月曜日

EVERGREEN


◆Konica III MXL, Hexanon 48mm / F2
●F2.8, 1/500, DNP "CENTURIA 200"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

 フィルム室の開け方とフィルムの巻き上げ方、それともう1つ、この"Konica III MXL"で困惑したのはフィルムを入れる際に、感度を示すASAやらISOやらを設定する箇所を見つけられないのだ。同じく機械式の"Nikomat"にだって付いてるし、これがなきゃ始まらないので、これも店員さんに聞いておくべきだったとしばし呆然。でもこんなことってあるのか?と、構造的に近い"OLYMPUS 35DC"を思い出しながら、やはりこの辺がアヤシイ!! と、レンズ周りをジロジロと見ていた時、ついに気づいたのだ。
 そうか!やっぱり無いのだ。

 感度設定はフィルムやカメラのためにあるのではなく、露出計のためにあるのだ。"OLYMPUS 35DC"の感度設定はASA/ISO:800までしかないが、この"Konica III MXL"は1600や3200といった超高感度フィルムも「使える」ことになる。こういった点も、このカメラを製造から52年たった今でも「フル機能」で使える、ある意味古くならない「美しい」カメラにしている要因のひとつなのだろう。