Flight 602

◆HITACHI "i.mega HDC-303X"
●f=45mm, F2.8, 1/2000, ISO:100

　風邪をひいて安静にしようと一日家から出ず、過去の写真を見ていたら、２００６年のべトナム旅行で写したものを発見。今の（個人的）技術（？）で補正をかけて、どうにか見られる状態にすることにしばし熱中。当時はカメラなど携帯電話に付いている２００万画素程度のものしか持っていなかったので、僕はこの日立の「i.mega HDC-303X」を確か８０００円で買って旅行に持っていったのである。
　この時だけ使って、その後すっかりこのカメラのことを忘れていた。見れば見るほど「今度はフィルムで」と思うのだが、逆にユニークな点もいくつか発見して興味が湧いてきた。またこれで撮ってみようかな。

Blue in Green

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9, ND Filter
●F2.8, 1/500, FUJIFILM "FUJICOLOR 100"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

　ヤシカ３５の写りは他のカメラに無い発色をもっている。これはデジタルでなければ、レンズによるところが大きいだろう。カメラをたくさん所有する趣味はないつもりだったが、気がつけば５台。うち３台がレンジファインダー。どれもレンズ交換が出来ないタイプのもの。だから増えるのだ。
　今気になっているのはニコマートのケースを買ったリサイクルショップに置いてあった「Olympus PEN EED: F.Zuiko 32mm/F1.7」。あくまで気になっているだけである。

Dress You Up

◆Canon PowerShot S40
●f=36mm, F2.8, AE, ISO:50

　「YASHICA 35」に付いていた専用ケースのおかげで知ったことがある。これがあると、より自然に、構えることなくカメラを扱えるのだ。カメラがカメラでなくなるというか。状況的には、散歩してる犬に服を着せてるのに近いが、意外な「服」の影響で新鮮な気持ちで写真を撮ることが出来る。「これはコニカとニコマートにも欲しいぞ」と思っていたら、たまたま入ったリサイクルショップでジャンクのニコマートが専用ケース付きで２０００円で売っていた。レジへ持っていったら「こちらはジャンク品で現状渡しになりますがよろしいですか」と聞かれたので「はい（僕が欲しいのはそのきれいなケースの方なので）よいです」と答えて購入。
　家に帰ってさっそく自前の「Nikomat FTn」に着けてみる。よし、今度はこいつに20mmを付けて撮ろう、とニヤニヤしている僕の姿は、いい大人が着せ替え人形で遊んでいるような風に見えるかも知れない。
　あとは「Konica III」。これはなかなか手に入らなさそう。

Long day is over

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9, ND Filter
●F2.8, 1/500, FUJIFILM "FUJICOLOR 100"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

Why don't you do it yourself ?

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9, ND Filter
●F2.8, 1/500, FUJIFILM "FUJICOLOR 100"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

　モノクロフィルムと、カラーフィルムをモノクロ変換したものの良し悪しを見極めようとしたが、よく判らない。ゼンゼン違うようにも感じるが、錯覚のような気もする。そのつもりで撮ったのか、そうでないのかの差のように見える。しかしその「つもり」が以前よりも明確になったから、こんなどっちでも良さそうなことでも考えてみて良かったと思うのだ。
　デジタルがあるからフィルムが、カラーがあるからモノクロが、かつてそれぞれが誕生した時の価値と意義とは違う、新たな現代の表現手法と成り得るのだ。

Goodbye Yesterday

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9, ND Filter
●F2.8, 1/500, Kodak Professional "BW400CN"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

138

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F8, 1/250, ILFORD "XP2 Super 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

　国道２２号線を走ると、一宮あたりに宇宙的（？）なデザインの、背の高い建築物を見ることが出来る。「たかいところ」で真っ先に思い出したのだ。調べてみると、木曽三川公園内にある「ツインアーチ１３８」という５００円で昇れるタワーであることがわかった。その名のとおり、１３８メートル。なぜ１３８メートルなのかは伏せておこう。

春の記憶

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F8, 1/500, ILFORD "XP2 Super 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

Don't look back

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F8, 1/500, ILFORD "XP2 Super 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

　ヨメさんが「たかいところにのぼりたい」と言った。ちょうど僕も、高いところに昇りたいと思っていたのだ。

墨いろ

◆Canon PowerShot S40
●f=36mm, F2.8, AE, ISO:50

　ストックしてあるフィルムの中で白黒フィルムの割合が増えてきた。特にイルフォードの「XP2 Super 400」が。２０１０年現在、名古屋で白黒フィルムを現像に出すと東京まで送ることになり、ネガを受け取れるのは１～２週間後である。ところが「XP2 Super 400」はカラー現像と同じ処理で３０分で出来る。これは感動である。１～２週間もたってしまうと、シャッターを切った時の気持ちなど忘れてしまっている。
　でも時間のことを言うなら、こうやってデジカメでRAW現像でモノクロ変換すればいいんだけどね。

寒日和

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F5.6, 1/500, ILFORD "XP2 Super 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

parallel

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F5.6, 1/250, FUJICOLOR "SUPERIA PREMIUM 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

相席

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F5.6, 1/250, ILFORD "XP2 Super 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

XP2 Super 400

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F5.6, 1/500, ILFORD "XP2 Super 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

　シャッターは快調、ピントも合うようになって、レンズの写りも見違えるようになった。ファインダーもキレイだからずいぶんと気分が良い。そして初めて使ったイルフォードの「XP2 Super 400」。これは常用しそうな予感。

over and over

◆Canon PowerShot S40
●f=36mm, F2.8, AE, ISO:50

　シャッターユニットを構造を理解もせずに分解して組み立てようとするのは無謀である。間違いなくこのカメラにおいて最も複雑、かつ精密な箇所である。開けるだけ開けて、怖気づいて、でもちょっと見とれて、フタを閉じようとしたらピッタリはまらない。「そういえば開けた時に何かが外れたような音がしたな・・・」と冷や汗。なんとか元通りにして、シャッターの油粘りは見える場所から地道にふき取ることにした。一進一退を繰り返して、あきらめようか迷うこともあったが、ついにちゃんと動作するようになった。おかしかった１秒も出るようになったし、距離計もバッチリ合わせた。レンズもファインダーもかなりキレイになった。

　撮ってみなけりゃ判らないけどね。

drive

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9
●F1.9, 1/25, Kodak "SUPER GOLD 400"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

　もう少し調整が必要だ。

50/50

◆Canon PowerShot S40
●f=36mm, F2.8, AE, ISO:50

　５０年前のカメラである「YASHICA 35」に現役復帰のきざしが。同じく５０年前の「Konica III」に比べて今回はかなり手こずりながら、シャッター粘り、レンズ清掃、ファインダー清掃、そして距離計の調整をした。
　予定していた遅めの初詣に間に合わそうとがんばったのだが、結局、手ブラで行くことになった。今日の光はとてもキレイで、実にもったいないことをした。夜になってようやく完了したので、さっそく部屋の中でテスト撮影。しかしフィルムゆえに、現像に出すまで確認できないのだ。

新年

◆YASHICA 35: YASHINON 4.5cm/F1.9, Y2 Filter
●F2.8, 1/100, Kodak Professional "BW400CN"
●Scanned by KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

　どうやら「YASHICA 35」のトップカバーを開けてゴソゴソしてるうちに、距離計を狂わせてしまったらしい。そしてせっかく「BW400CN」を試そうとしてたら、今度はシャッター羽根が粘り出した。
　ピントも露出も合わないんじゃ話にならないので、思い切って分解・清掃・調整中。