2009年2月14日土曜日

Choice

◆PowerShot S40: 106mm, f/5.0, 1/501, ISO:50
●Developed by RawShooter essentials 2006 ver.1.2.0 build68


 どうもFAのファインダーを覗いた時に見える方眼がじゃまに思えて、またまた調べてみたら3種類の中から選んで交換出来るらしい。これはフォーカシングスクリーンと言って、デフォルトでK2(スプリットマイクロ式)、交換用にB2(マット式)、E2(方眼マット式)がある。つまり、E2が付いていた訳だ。そこで早速NikonのオンラインショップでB3(B2はもう売っていない)を注文。2日で届いた。


 カメラのことが少しわかってきたところで、改めてこの僕の奥さんから譲り受けたFAの装備について考えてみる。「Ai-s Zoom Nikkor 28-50mm f/3.5」というレンズは、広角から標準域をカバーして使いやすく、専ら室内で、自分の作品(絵画)を撮ることに使っていたというので、ピッタリだ。そしてフォーカシングスクリーンが「E2」であったこともうなずける。


 この装備は彼女がチョイスしたものではない。カメラ好き(語弊があるかもしれない)の彼女の父によるものだ。この装備と、FA自体が当時かなり高価であったこと、そして使いやすい(露出に失敗しにくい)カメラだったことを考えると、この「チョイス」に父の娘に対する愛を感じるのだ。ただ使わないからとか、もっといいの持ってるから、というのではないように思えるのだ。


 今僕はそのカメラを譲り受けて、レンズを換え、フォーカシングスクリーンを換え、シンプルな赤と紺のストラップ(Nikonのロゴとか入ってないとこがいいんだけどね)も換えようとしている。



 なんか面白いな、と思いながらファインダーを覗いてみるのだ。