●f5.6, 1/60, 絞り優先オート, マルチパターン測光, kodak Ektar 100, ISO:100
●Adjusted by "Picasa 3"
毎年こうだったのかなぁ。どこへ行っても水仙を見かける。個人的には水仙といえばこの「ニホンズイセン」がそれである。いかにも雑草らしい写真。
Picasaで色温度をすこし寒色側に補正。
どうもFAのファインダーを覗いた時に見える方眼がじゃまに思えて、またまた調べてみたら3種類の中から選んで交換出来るらしい。これはフォーカシングスクリーンと言って、デフォルトでK2(スプリットマイクロ式)、交換用にB2(マット式)、E2(方眼マット式)がある。つまり、E2が付いていた訳だ。そこで早速NikonのオンラインショップでB3(B2はもう売っていない)を注文。2日で届いた。
カメラのことが少しわかってきたところで、改めてこの僕の奥さんから譲り受けたFAの装備について考えてみる。「Ai-s Zoom Nikkor 28-50mm f/3.5」というレンズは、広角から標準域をカバーして使いやすく、専ら室内で、自分の作品(絵画)を撮ることに使っていたというので、ピッタリだ。そしてフォーカシングスクリーンが「E2」であったこともうなずける。
この装備は彼女がチョイスしたものではない。カメラ好き(語弊があるかもしれない)の彼女の父によるものだ。この装備と、FA自体が当時かなり高価であったこと、そして使いやすい(露出に失敗しにくい)カメラだったことを考えると、この「チョイス」に父の娘に対する愛を感じるのだ。ただ使わないからとか、もっといいの持ってるから、というのではないように思えるのだ。
今僕はそのカメラを譲り受けて、レンズを換え、フォーカシングスクリーンを換え、シンプルな赤と紺のストラップ(Nikonのロゴとか入ってないとこがいいんだけどね)も換えようとしている。
なんか面白いな、と思いながらファインダーを覗いてみるのだ。
A判B判っぽいと思ったので調べてみると、B7が、91 × 128(mm)で約0.71:1。 そうか、なるほど。A判B判は某美術研究所でさんざん描いたが、つくづく描きづらい比率だなぁ、と思っていた。もっと調べてみると、この比率は「白銀比」と呼ばれる「縦:横=1:√2」の「ルート長方形」で、ドイツの物理学者が考えたものらしい。特徴はどこまで半分にしても同じ比率で、素材のコストをおさえられ、裁断のロスがない、ということらしい。
創造的根拠はなさそう・・・。