2010年10月15日金曜日

The End of Development

◆Kodak Retina IIc: Retina-Xenon C 50mm F2.8
●FUJICOLOR "SUPERIA X-TRA 400"
●KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

 レチナは良い。時期によってさまざまなタイプが存在するようだが、この「IIc」が素晴しい。50年以上経った今でも、とても美しいカメラである。同時代の日本のカメラ「Konica III」などもユニークかつ優れたデザインだが、これはそれらが研究して手本にし、超えようとした「Made in Germany」なのだろう。例えばマーチンやギブソンを手本にしたギターであったり、あるいは兵器なども外国製を分解・研究して自国で作るようになったり・・・。

 話はそれたが、僕は「Retina IIc」は現行製品だと言われても疑わない。

 連動距離計搭載のファインダーを持ち、露出計は無いので電池も必要とせず、シャッターも含めて完全機械式であることに加え、優れたレンズを搭載(交換も出来る)、おまけに(?)スプリング・カメラである。そしてそれまでの型とは違って外観にシンプルだが曲面を配したデザインが、見た目の「古臭さ」を感じさせない。これで「ハネ満」である。
 まさに時を越える「美」である。ちょっと恥ずかしくなってきたが、つまり「絶賛」なのである。