2010年7月18日日曜日

Hexanon 50mm F1.8

◆Konica IIIA: Hexanon 50mm F1.8
●FUJICOLOR "SUPERIA X-TRA 400"
●KONICA MINOLTA "DiMAGE Scan Dual III"

 シャッタースピードが1/250秒固定でも、絞りはちゃんと動くので露出のコントロールはできる。もとのジャンク状態を考えたら上出来である、・・・としよう。

 久しぶりのヘキサノンの写りは最近よく使うゾナー(ジュピター)のそれとは違うことがわかった。ヨメさんは、それは日本人とドイツ人の「眼」の違いじゃないかと言う。同じ日本人でも僕とヨメさんは同じものを同じに見えていないかもしれない、と言うのだ。「眼」にだって個体差があるはず、というのがその理由である。お互いの網膜に映っているものを見せ合うことが出来ないから判らないけれど。
 写真はレンズ(眼)を通して光を集めて、フィルム(網膜)に焼き付けるわけだから、「見せ合う」ことが出来る。でもそれは自分じゃなくてレンズが見たものなのだ。つまり、シャッターを切っただけでは「自分の見たもの」が出来上がっているなんてことはないわけだ。フィルムと自分の網膜に写った記憶のすり合わせ作業が「必要」になってくるということだ。
 ということは、「レンズによって写りが違う」というのは「ヘキサノン君にはこう見えているが、ゾナーちゃんにはそう見えているのか、でも僕にはこう見えてるんだけどね」と「見せ合って」いるようなものなのかもしれない。どうりで「写り」を比較していると疲れてくるはずだ。

 あと、このカメラはブライトフレームが太いせいか、思ってた範囲よりも広く写ってるようだ。これは慣れかな。左の電柱を入れた覚えはないものなぁ。